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中国に支えられたビットコインとそれに群がる日本人

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今年に入ってからビットコインの価格は急騰しており、近いうちに1ビットコイン=100万円を突破するのではないかという意見も聞かれていますが、今日はそんなビットコインがどこで採掘され、誰が取引・保有しているのかについて見てみたいと思います。

11800ビットコインが新規に発行されている(201711月時点)

ビットコインは金のように例えられていて、新たなビットコインを産み出すにはマイニングという作業が必要です。

マイニングとは「取引の承認作業」の事で、日々行われているビットコインの取引をネット上に分散して保管されている取引台帳に追記・検証することを指し、この作業を行った人に対してその報酬として新たなビットコインが発行されます。

とはいえ資源が有限であるように、ビットコインも無限に発行されるわけではなく、発行上限は2100万コインと定められており、現状すでに約1700万コインが採掘されています

※BLOCKCHAIN (https://blockchain.info/ja/charts/total-bitcoins)に行くと現在の総流通量がわかります。

新規コインの発行量は仕組みとしてすでに決まっており、現時点(2017年11月)では10分ごとに12.5ビットコイン一日当たり1800ビットコインが新規に発行されています。(正確には10分ごとに1ブロック生成され、現時点のその採掘報酬が12.5ビットコインとなっており、マイニングされることでそれが使えるようになります)。※採掘報酬は4年周期で半分に減っていきます。

つまり、足元のビットコインの価格は90万円前後なので、一日当たり1800ビットコイン×90万円=162千万円分と、結構な額のビットコインが新たに市場に供給されていることになります。

需要が一定であれば供給量が増えると1ビットコイン当たりの価格が下がる方に力が働くはずですが、みんながこぞって買おうとしており、需要がどんどん増えている状況なので、価格は下がらずむしろ上がっているというのが現状です。

さて、では一体誰がビットコインを採掘しているのでしょうか?

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ビットコインの大半は中国産

ビットコインの産地を見るにはマイナー(マイニングをする人)の割合を見ればその時点の状況を知ることができます。

こちらも先ほどと同様にBLOCKCHAINのサイトに情報が掲載されています。Hashrate distribution(https://blockchain.info/pools

※2017年11月19日時点でのHashrate distribution

ここの示されているのはマイニンググループ別のシェアですが、 一部のマイニングプールが大きなシェアを占めていることが分かります。そしてそれぞれのマイニングプールがどの国のものなのかを見てみると、その大半は中国のものであることがわかります(上位六つのマイニングプールは中国のもので、そのシェアだけで全体の70%を占めます)。

マイニングプールが中国のものであるからと言ってその中のマイナーも全て中国人かというとそういうわけではありませんが、これらのマイニングプールを実質的に管理しているのは中国人ですので、大半のビットコインは中国産といってもいいでしょう。

マイニングをするのに電力が安い国にマイナーが集まるのは経済の合理性からすれば当然で、ビットコインは中国のマイニングパワーに大きく依存したシステムであると言えます。

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ビットコインに熱狂してるのは主に日本人

そんなビットコインですが、面白いことにビットコインをこぞって買っているのは日本人です。

下の図はBitcoincharts.com(https://bitcoincharts.com/charts/volumepie/)でみれる過去30日間の取引における通貨毎のシェアです。見ているものが違うためかサイトによって通貨毎のシェアは異なるように見えますが、どこを見ても日本円での取引がダントツトップです。

ビットコイン以外にもイーサリアムやリップルなどいろいろな仮想通貨があるのですが、どういうわけか特に日本人はビットコインが大好きなようです。

おわりに

日本で大人気のビットコインの採掘と取引を支えているのは中国のマイニングプールです。単に値上がりしているから買うというのもいいですが、こんな視点があるとビットコインに対する見方が少し変わってくるのではないでしょうか?

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