Presearchというちょっと面白いProjectを紹介。
Presearchは検索結果がGoogleやYahoo!などに歪められることのない、コミュニティが支える新たな検索エンジンを作ろうというプロジェクト。
面白いのは検索エンジンを使うたびに報酬としてPREがもらえるという点。こんな面白いもの使わない手はない。
Presearchが解決しようとしている課題
ネットで何かを検索するときは必ずGoogleとかYahoo!などの検索エンジンを使う。検索エンジンは過去の検索履歴や場所などから最適な検索結果を示してくれるのでユーザーにとってはすごく便利。
一方で、世界中の人々が何でも日常的に"ネットで検索"しているこの世の中において、検索結果は人々の考えや行動にものすごく影響力を持っているともいえる。なので検索結果の上位に来ることは企業やブロガーなどにとって至上命題となっているけれど、検索エンジンが検索アルゴリズムを変えると検索結果が大幅に変わることもある。
つまり、現代社会において検索エンジンを運営している企業の影響力はものすごく大きい。しかもこれがほぼGoogleに独占されているというのが現在の状況。
Googleは信頼できる企業ではあるけれど、広告収入で稼いでいる営利企業でもあるわけで、この状況を良しとせず、検索エンジンを民主化/分散化しようとしているのがPresearch。
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PresearchとPREトークンの仕組み
従来の検索エンジンは、人々が検索すればするほど、検索エンジンを運営している企業に広告収入が入る。
Presearchは、人々が検索すればするほど、検索した人とその検索エンジンを支える人に収入が入る。
仕組みは以下。
- 企業がキーワード広告とスポンサー広告に対して広告料をPREで支払う
- 利用者がPresearchを使って検索すると、検索とクリックに対して、利用者(50%)・Presearchを支えるデータサイエンティストやノードなど(30%)・Presearchの運営(20%)に対してPREで報酬が支払われる
- Presearchの開発は、コミュニティでどんな開発を行っていくのかが決められ、コミュニティや運営によってファンディングされる
PresearchはWallet機能も実装しており、検索すればするほどPREが貯まっていくのでちょっとしたお小遣い稼ぎにもなる。
Presearchの運営自体はフェーズ1では開発をドライブする為に営利企業として行い、フェーズ2ではNPO(非営利団体)として運営していく予定。
現状、PREはイーサリアムベースのERC20トークンではあるけれど、イーサリアムベースだとTransactionの度に手数料(Gas)がかかるので、将来的には独自のブロックチェーンに移行する予定。
Presearchを使うには?
Presearchは現在ベータ版が運用されていて、招待制となっている。
利用するにはHP<https://www.presearch.org>で登録して、招待メールが来たら利用可能(大体数日でくる)。
今のところベータ版なので検索でもらえるのは一日8PREまでという制限がかかっている。
1PREが40円くらいなので検索するだけで一日320円くらいもらえる(2018年1月19日現在)。
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PREは取引所に上場されている?
今のところ以下の取引所で売買が可能。
- gate.io
- HitBTC
- EtherDelta
なので、PREが貯まったら他の通貨に換金できる。
最後に
Googleに置き換わるのはなかなかチャレンジングだけれど、Projectとしてとても面白いので応援したい。
使うだけでお金がもらえるというのであれば利用者にとってはものすごくインセンティブがあるので、もしかするとあっという間に世界を塗り替えてしまうなんてこともあるかもしれない。