オプション

2. オプションの価値

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オプション取引を始めるにあたって、オプションのプレミアム(価格)がどのように変化するのかを知っておく必要がある。ポイントは原資産の価格と時間だ。

本質的価値と時間価値

オプションのプレミアム(価格)は以下の要素で構成されている。

プレミアム = 本質的価値 + 時間価値

本質的価値は「権利を行使したときに得られる利益」のこと。例えばA社の株を1株900円で買う権利(コールオプション)があったとして、A社の株価が1,000円の場合、本質的価値は100円になる。逆に株価が800円だった場合は、わざわざ900円で買う人はいないので、このオプションの本質的価値は0となる。

時間価値は、将来その価格になる「可能性」に値段をつけたもので、オプションの期日までの時間が長ければその可能性が高くなるので価値が高く、逆に期日までの時間が短ければ可能性が低くなるので価値が低くなる。時間価値の減り方は期日が近くなるにつれて急速に早くなる。これをタイムディケイと言う。

値動きが激しい(ボラティリティが大きい)資産と値動きがあまりない(ボラティリティが小さい)資産を比べた場合、値動きが激しい方が期日までに設定価格になる確率が高いので、時間価値は大きくなる。

原資産価格と権利行使価格

オプションの権利行使価格に対し、その時の原資産価格がいくらかによってオプションの状態を次のように呼ぶ。

オプションを買う場合、アウト・オブ・ザ・マネーのオプションを買って、その後、イン・ザ・マネーになるのが望ましいけれど、時間価値の分プレミアムを支払う必要があるので、それ以上に値上がりしないと儲からない。なのでオプションの買い手にとっては時間価値は敵になる。

一方で、オプションの売り手はアウト・オブ・ザ・マネーのオプションを売って、そのまま時間価値が剥げ落ちるのが理想的ななので、時間価値が味方になる。

以上がオプションの価格の基本的な考え方。より詳細なオプション価格の決まり方はオプションのギリシャ文字の意味を理解する必要があるけれど、上記を理解しておけば基礎はバッチリ。

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