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Gems (GEM) - マイクロタスクのマーケットプレイス

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まだToken Sale前だけどTelegram上で人気のあるプロジェクトのGems(GEM)についての紹介。

GemsのHPはこちら<https://gems.org/>

要約

Gemsは仲介者のいないマイクロタスクのクラウドソーシングのマーケットプレイスを作ろうというProject。

GEMはGemsのエコシステムの中で使われるトークン。

すでにalpha versionは稼働していて、すでに150万件のタスクがこなされたなど、なかなか好評を受けている。

Gemsが解決しようとしている課題

コンピューティング技術はどんどん進歩していっているけれど、世の中には写真や動画における対象物の識別、音声の書き起こし、データのリサーチなど、人間の方がコンピュータよりはるかに効率的にできる又は人間にしかできないマイクロタスクと言われるマンパワーが必要な仕事は沢山ある。

これらの仕事を依頼する人と依頼を受ける人を繋ぐ場(マーケットプレイス)としてAmazon Mechanical Turk(MTurk)やCloudflowerなどのクラウドソーシングサービスがある。

このクラウドソーシングのマーケットプレイスにおいて大きな課題となっているのが以下の二点。

①MTurkやCloudflowerなどのプラットフォームがとる仲介料

②クラウドワークの受託者の選別

AmazonやCloudflowerがとっている仲介料は結構な額で、MTurkの場合、最大40%の仲介料をAmazonがとっている。その結果、MTurkで仕事を請け負っている人の半分以上は時給5ドル以下の報酬しかもらえていないとも言われている。Cloudflowerも同じで、プラットフォーマーに対する仲介料が原因で、依頼者側は高い費用を払わされており、受託者側は少ない報酬しか得られていない。

また、MTurkやCloudflowerでは、受託者となるために一定の承認プロセスを満たす必要があり、誰もが仕事をすぐに受託者になれるわけではない(ID認証が求められたり、Facebookのアカウントとリンクさせることが求められたりなど)。これがボトルネックとなって、クラウドソーシングにおけるリソースの確保が難しくなっている。

Gemsが提示しているソリューション

この状況に対し、Gemsは分散型のマイクロタスクマーケットプレイスを構築することで仲介者を排除し、依頼者と受託者を直接繋ごうとしている

Gemsの仕組みは以下。

①依頼者が作業受託者にマイクロタスクを依頼

②作業受託者は請け負ったタスクを実施

③タスクが間違いなく行われたかを複数の承認者が確認

④依頼者から作業受託者と承認者に報酬がGEMで支払われる

一見なんてことない仕組みのように見えるが、ここでは仲介者が存在せず、スマートコントラクトによってすべてが完結する。Gemsが手数料を取ることもない。

作業受託者の作業の信頼度はGems Trust Scoreという指標によって評価される。いい仕事をすれば信頼度が上がり、逆に質の低い仕事をすれば信頼度が下がる。信頼度が下がればもらえる報酬も少なくなる。また、やった仕事が承認者に承認されなければ報酬はもらえない。

承認者は一定以上のGems Trust Scoreがある人のみがなれる。承認者は作業受託者の仕事のクオリティをチェックすることで報酬を得られるが、自分は承認したのに他の承認者が承認しなかった場合は報酬がもらえない。なので、承認者には作業受託者の仕事のクオリティをきちんとチェックするインセンティブが働く。

ここでの報酬は、作業に必要な時間を勘案して作業受託者への報酬の方が承認者への報酬よりも大きくなっている。

このプロジェクトが上手くいったらMTurkCloudflowerなどの仲介者は市場から消えてなくなる。

懸念点

と、ここまではプラットフォームビジネスを破壊する有望なプロジェクトとして期待されていたけれど、2018/1/24に公表されたトークンの分配がびっくりな内容だったので、多くの人から非難ごうごう。

内容はというと・・・

  • トークンセールで25%のトークンを売却
  • 残り75%はチームに分配される

というもの。

プロジェクト自体に対する反響がよかっただけに、プロジェクトチームに対して「強欲だ」とか「絶対投資しない」などの非難がTelegram上で飛び交っており、GemsのチームがそれらのアカウントをBanしているくらい。

75%をマーケティングや開発にも充てると言っているので、せめて何にどれくらい使うのかを明示するとか、一定量をロックアップするとかすればいいものの、そのあたりは何も言及されていないので、強欲と言われても仕方がないような状況。

一応多少は投資するつもりで入るけれど、果たしてどうなることか。要注目。

(あまりにもトークンの分配についての評判が悪かったためICOを延期中)

※仮想通貨関連の情報をどう得るかなどはこちらに書いてあるのでご参考まで<仮想通貨投資のイロハ

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