仮想通貨解説

仮想通貨解説 Lunyr (LUN) - ルーナー

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ざっくり言うとLUNって何?

Lunyrという次世代Wikipedia(ネット上の百科辞典)で使われる通貨がLUN。(ちなみにLunyrの発音は“lunar”なので、日本語的にはルーナ―が正しい)

Lunyrは記事の執筆者に対してLUNで報酬を支払い、Lunyrに広告を載せたい企業からLUNで広告費を受け取る。

Wikipediaの問題

Wikipediaは寄付で成り立っていて(広告では稼いでいない)、執筆者は無償で記事を書いている。

なので次のような問題がある。

  1. 誰が書いたものかわからず記事の正確性・信憑性が怪しい
  2. 中央で管理されているので情報を操作される可能性がある
  3. 検閲を受ける可能性がある
  4. 執筆者が記事を書くインセンティブ(動機づけ)がない
  5. サイトを運営することが困難

実際、Wikipediaに正しくない情報が書かれていることはままあるし、悪意のある人が意図的に誤った情報を書いていることもある。

検閲についても、たとえばシリアやトルコなど、Wikipediaの閲覧禁止や閲覧制限がある国もある。

報酬と財政的な問題は言わずもがな。記事は一部の人の趣味で書かれているようなものだし、寄付する人なんてごくわずか。

Lunyrが提示する解決策

Lunyrはブロックチェーン技術を活用することで上記の問題を解決しようとしている。

1については、書かれた記事を必ず複数人がレビューして内容を確認する(これはビットコインやイーサリアムの取引に誰かの承認作業が必要なのと同じ仕組み)。執筆をする人は他の人が書いた記事のレビュアーになるのだけれど、レビュアーは当該領域に詳しい人がAIによって自動的に選ばれる。

2と3については辞書自体を分散型にしてしまうことで改竄や検閲は不可能になる。

4については執筆者に報酬を与え、5については広告モデルを導入することで解決する。

LUNのエコノミクス

LUNの仕組みを図で表すと次のようになる。

①LUNプール:広告収入として得られるLUNと新規発行分

②執筆者:LUNプールの85%が報酬として執筆者に支払われる。記事を書いたらすぐに報酬がもらえるわけではなく、2週間毎に持っているCBN(後述)というサブトークンの量に応じてLUNが支払われる。記事を提出するには少額のLUNを手数料として支払う必要がある(=gas)。

③Lunyrに広告を出したい法人/個人:LUNを支払ってLunyrに広告を出す。LUNは取引所を通じて購入。

④ピアレビュー:レビュアー(当該記事を書いた人以外の執筆者)が記事をレビューすることでCBNHNRというサブトークンを受け取るCBNはLUN受け取り用のトークンで、2週間毎のLUNの支払いのたびに消費される。HNRは⑤の論争とその解決の際に利用されるサブトークンでLUNの受け取りとは関係ない。

⑤論争と解決:記事の内容について論争があった際には、意見を定めるための投票の提起と投票にHNRが使われる。

⑥Lunyrチーム:LunyrチームはLUNの15%を報酬として得る。

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コインの発行量は?

2017年3月から4月にかけて行われたクラウドセールで47,923 ETHを調達し、2,703,356 LUNを発行。内15%がLunyrチームの取り分としてあてがわれ、この分は180日間(6か月間)ロックアップされていたけれど、今は彼らは自由に売れるはず。

元々はLunyrのβ版が出た後、LUNの発行量を年3%で増やす予定だったけれど、どうやらそれはやめたようで、これ以上LUNが増えることはない

LUNのポテンシャルは?

Lunyrチームが参考にしているのは、もしWikipediaが広告モデルをとっていたらどれくらいの収益が見込めるか?という試算。

2006年にWeblogsのco-founderのJason Calcanisが試算した金額は1億ドル(約100億円)。

2008年にBusinessInsider.comが試算した金額は3.5億ドル(約350億円)。

2011年にフランスのMBAのHECの学生Vincent Juhelが書いた論文では16億ドル(約1600億円)。

(出所:LUN white paper

Vincent Juhelの試算がどうやったのかはわからないけれど、ちょっと行き過ぎな感もあるので、参考としてGoogleの広告収入の伸びを見てみると、2008年から2016年で約4倍になっているので、現時点でざっくり1500億円くらいの市場規模が見めるし、まだしばらくは成長しそう。

Coinmarketcapによると、2017年12月31日時点でのLUNの市場規模は約3900万ドル(約39億円)なので、プロジェクトが上手くいけばLUNの価格はまだまだ上がってもおかしくはない。

プロジェクトは順調?チャレンジは?

Lunyrの開発は着実に進んでいる。

α版はすでにできていて、β版が2018年1月30日に公開される予定。

最大のチャレンジは記事の充実とWikipediaからのシェア奪取。Wikipediaがこれまでに積み重ねてきたものは膨大な量になるので、このハードルを越えるのは結構時間がかかると思う。

LUNはどこで買える?

2017年12月28日からBinance(バイナンス)に上場。他にもCoin ExchangeやLivecoin、Yobit などで買える。

買うなら取引所としてしっかりしてるBinanceがおススメ。

 

最後に

プロジェクトとしてはすごく筋がいいので、今後に期待。個人的にも記事を書くのに貢献したいし、玉石混交のネットの中で信頼できる情報が得られるようになるのはすばらしい。

(仮想通貨投資をやっていくにあたって知っておいた方がよい情報はこちら >> 仮想通貨投資のイロハ)

参考情報

Lunyr HP: https://lunyr.com/

White paper: https://bravenewcoin.com/assets/Whitepapers/Lunyr-WhitePaper-ENG.pdf

Medium: https://medium.com/lunyr

Twitter: https://twitter.com/LunyrInc

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